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日本初上陸!プロダクトアナリティクスのIndicative(インディカティブ)とは?

2023.03.03

みなさまこんにちは!マーテックツールを扱うユニットでデータ周りの支援を行なっている株式会社DearOneの石橋です。

今回はプロダクトアナリティクスツールであるIndicative(インディカティブ)についてご紹介していきます。

実はこちらのツール…グローバルでは様々な企業で導入されているものの日本では導入事例がなく、Indicativeを紹介している記事としてはおそらく日本初になるかと思います!

弊社で取り扱う同じくプロダクトアナリティクスツールのAmplitude(アンプリチュード)とも比較しながらIndicativeの特徴をご紹介していきます。

プロダクトアナリティクス Indicativeとは

Indicativeはニューヨークに本社を置くmParticle(エムパーティクル)社が提供するプロダクトアナリティクスツールです。

mParticle社はIndicative以外にもCDP(カスタマーデータプラットフォーム)であるmParticleも提供しており、弊社とは2022年6月に国内初となるパートナー契約を締結しました。

CDPツールであるmParticleについては以下の記事で詳しくご紹介しています。

冒頭でも述べた通り、Indicativeは日本での導入事例が無いためまだまだ知られていないツールですが、グローバルではECサイトからSaaSまで幅広い業界のサービスで導入されています。

プロダクトアナリティクスツールは、Webサイトやアプリケーション内でのユーザー行動の分析を得意とするツールです。エンジニアがSQLで数日から数週間かけて抽出するような高度な分析結果を、たった数回のクリックで瞬時に算出することができます。

そのため、マーケティング担当者や広告担当者などエンジニアでないユーザーでも、SQLを使わずにユーザー行動に基づいた高度な分析や施策が可能となります。

プロダクトアナリティクス Indicativeの特徴

さっそく、弊社で取り扱うプロダクトアナリティクスツールのAmplitudeを触ったこともある私の目線から、Indicativeの特徴をご紹介します!

触ってみた率直な感想としては「このお値段でここまでの分析ができるのか…」と衝撃を受けました。(ライセンス費用の比較については記事の後半でご紹介します。)

Indicativeの特徴としては、以下の3点が挙げられるかと思います。

1. 直感的に操作できるUIと豊富なチャート

現状のIndicativeは英語のみで日本語には対応していないのですが、デモ画面で受けられる簡単なチュートリアルだけで基本的な操作方法を掴むことができました。

今回は「商品を購入したユーザーを商品カテゴリーごとに分けて、直近30日間の日別で表示する」といった例でチャートを作成してみました。

Indicativeの特徴-直感的に操作できるUIと豊富なチャート1

こちらのチャートはたった数回のクリックだけで、1分もかからず算出することができました。SQLでの分析と比べても結果の算出がとても早く、またSQLが書けない人でも気軽に深い分析ができる点が特徴として挙げられます。

他にもユーザー情報でフィルターをかけたり、分析テーマにあったチャートの表示形式に変更することも可能です。

Indicativeの特徴 - 直感的に操作できるUIと豊富なチャート2

2. チャートからユーザーセグメントの作成が可能

前項で直感的に操作できるチャートをご紹介しましたが、このチャートからユーザーセグメントを作成することも可能です。

今回は「Toys」カテゴリーの商品を購入したユーザー(左図のグリーンバー)でセグメントを作成します。以下のチャートではセグメントを作りやすくするため、ラインチャートからバーチャートに表示を変更しています。

Indicativeの特徴-チャートからユーザーセグメントの作成が可能

このように簡単にセグメントを作成できました。このセグメントを対象として、さらに詳細な傾向の分析を行ったり、各セグメントに対して対象カテゴリーの新商品情報を送るメール施策を実施したりと、さまざまな用途で活用可能です。

3. 作成したチャートはダッシュボードで管理&チームで共有

Indicativeでは作成したチャートを並べて表示するダッシュボード機能があります。チームで追っていきたい指標をチャートとして設定して、一覧で確認することが可能です。

Indicativeの特徴-作成したチャートはダッシュボードで管理チームで共有

ダッシュボードはGoogleAnalyticsなど様々な分析ツールでもよくある機能ですが、プロダクトアナリティクスであるIndicativeではユーザー行動を深堀りしたダッシュボードが作成できます。

単純なMAU数の推移だけではなく、以下のような高度なチャートの管理が可能です。

  • 未購入から初回購入、初回購入から2回目購入に到達したユーザーのCVRの推移
  • ユーザー属性ごとの購入金額の推移
  • 来訪から購入に至るまでに行った行動を表示

IndicativeとAmplitudeはどう違う?

前項ではIndicativeの特徴をご紹介しましたが、こちらの章では、もうひとつのプロダクトアナリティクスツールであるAmplitudeとの違いをご紹介したいと思います!

IndicativeとAmplitudeの大きな違いは機械学習や統計解析の有無かと思います。

Amplitudeでは前項でご紹介したIndicativeの基本的な機能に加えて、ペルソナチャートやコンパスチャートなどの機械学習や統計解析を用いたチャートが利用可能となっています。

ペルソナチャート

ペルソナチャートではユーザーの行動をベースに機械学習と統計解析を用いてセグメント(クラスターと呼ばれます)を自動生成します。

各クラスター内のユーザーは同じ傾向の行動を行なっており、Amplitudeに投入されている各イベントの平均実行数と比較して平均より高い行動・低い行動が表示されます。

Amplitudeの特徴 - コンパスチャート1

上記の例では「アクティブユーザー」を対象として4つのクラスターに分けています。さらに含有率として「購入ユーザー」を設定しているため、4つのクラスターの購入率とその行動を瞬時に算出することができます。

このように機械学習や統計解析を用いてユーザーの行動傾向からセグメント分けを自動で行い、そのセグメントでの購買率はどの程度か購入率が高いユーザーはどんな行動を取っているのかといった情報が表示されます。

Amplitudeの特徴 - コンパスチャート2

上記の結果では、4つのクラスターのうち最も購入率が高いクラスター1では「プレイリストをフォロー」や「楽曲をダウンロード」が他のクラスターと比較して、多く実行されていることが分かります。これらの行動が購入のカギとなっている可能性が高いのではないでしょうか。

またペルソナチャートで生成したセグメントを保存してさらに深い分析を行ったり、施策実行に使用したりと幅広い用途で活用可能です。

セグメントを作成する際はツール利用者が様々な条件を指定して作成することが一般的ですが、ペルソナチャートを利用すれば人間では作れないような行動傾向を元にしたセグメントが一瞬で作成できます。

ペルソナチャートを用いた分析事例については以下の記事をご覧ください。

コンパス

コンパスチャートでは事前に分析対象セグメントと目標セグメントを作成します。それらのセグメントを設定すると、分析対象セグメント内のユーザーが目標セグメント内のユーザーになるためのイベントと相関性を算出することができます。

以下のチャートでは「New User」が「購入ユーザー」になるまでの行動を算出しています。

Amplitudeの特徴 - コンパスチャート1
Amplitudeの特徴 - コンパスチャート2

例えば上記のチャートでは「プロフィールを編集」イベントで、5日目から「0.5」を超えて高い相関が出ています。

今回の算出結果ではNew Userが5〜7日以内に「プロフィールを編集」イベントを起こすと購入に繋がる可能性が高いことを示しています。

つまり新規ユーザーを対象に5〜7日以内に「プロフィールを編集」イベントを起こすような施策やUI改修を実施すれば新規ユーザーの購入率が上がるかもしれません。

今回の例では「New User」と「購入ユーザー」のセグメントを使用しましたが、それ以外でも「無料プラン→有料プランへ寄与する行動」や「初回購入→2回目購入に寄与する行動」など様々な条件が設定可能です。

ライセンス費用の違い

機能での比較を行ったところで費用感を比較してみます。

ライセンス費用で比較するとIndicativeの方が比較的低価格でご利用可能です。

前項のAmplitudeの特徴で機械学習や統計解析を用いたチャートが利用可能とお伝えしましたが、Indicativeと比較すると機能が充実している分、Amplitudeのライセンス費用は少しお高めとなっております。

ただプロダクトアナリティクスは分析対象となるプロダクトのMAU数やイベント数によって別途見積もりとなるため、残念ながらこの記事で具体的な価格を提示することはできません。

Indicativeでは公式サイトで一部のプランの価格が公開されており、一番低いプランで$199/月(2023年2月時点)からご利用いただけます。ただこちらのプランは従業員数100名未満限定で、投入するイベント数によって価格が変動しますので、細かなお見積りはぜひDearOneまでお問い合せください。

サポート体制の違い

IndicativeのUIは英語となっており、残念ながら日本語を選択することはできません。私がデモ画面を触った感覚では、直感的な操作が可能なため特に不便を感じませんでしたが、随所で表示される機能説明などは翻訳していただく必要があるかもしれません。

一方でAmplitudeは日本での導入実績も多く、UIは日本語にも対応しています。大きなプロダクトで様々な部署の方が利用する場合は日本語対応のAmplitudeの方が組織に馴染みやすいかもしれません。

また弊社は2019年にAmplitudeの日本総合代理店となり、様々なクライアントに対してAmplitudeの導入支援・分析支援・QA対応を実施しております。Indicativeについても2022年6月からmParticle社とパートナー契約を結んでいるため、代理店としてのサポートが可能となります。

IndicativeとAmplitude、どちらを選ぶべき?

様々な観点からIndicativeの特徴とAmplitudeとの比較をお伝えしました。最後にIndicativeとAmplitudeのどちらを導入するべきかについてポイントを解説していきます。

Indicativeがおすすめなパターン

「まずはプロダクトアナリティクスを使ってみたい!」という場合は基本的な機能が費用を抑えてご利用できるIndicativeがおすすめです!

プロダクトや会社の規模によっては大幅にライセンス費用が抑えられるため「予算はないが分析には力を入れたい…」「リリース直後でまだ小さなサービスのためミニマムに始めたい…」などのお悩みを持つ方にピッタリです。

Amplitudeのような機械学習や統計解析のチャートはないものの、基本的なチャートだけでもユーザーの行動分析は十分に可能です。実際にAmplitudeを使用しての分析でも基本的なチャートで多くの示唆を見つけることができています。

Amplitudeがおすすめなパターン

「誰でも使いやすく機械学習や統計解析を含めた高度な分析がしたい!」という場合は日本語対応・サポートが充実したAmplitudeがおすすめです!

また比較的大きなプロダクトなど社内のツール利用者が多くなる場合も、日本語対応・日本語マニュアルありのAmplitudeが良いかと思います。(ツールを導入したものの社内で使われないのが一番の失敗です…)

実際にAmplitudeでデータの民主化(技術的な専門知識がなくても社内の誰でもデータが扱える状態)が成功した事例も多くあります。

また日本を代表する複数のエンタープライズ企業でも導入されており、Amplitudeを軸とした複数サービス統合のマーケティング基盤構築も進んでいます。

IndicativeやAmplitudeについて詳しく知りたい方は、ぜひDearOneまでお問合せください。

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