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【MAツール活用例】Brazeを使った効果的なアプリ内メッセージ(In-App Messages)配信例を紹介

2024.10.25

旅行予約サイトやECサイト、ニュースメディアなど、業種業界さまざまな企業が、導入しているカスタマーエンゲージメントツールBraze。DearOneでは、Brazeを活用したグロースマーケティングのご支援をしています。

今回の記事では、Brazeのアプリ内メッセージ「In-App Message」機能の活用方法や、具体的な配信事例をご紹介します。

アプリ内メッセージは、ユーザーにタイムリーで関連性のある情報を届けることができる大切なコミュニケーション方法ですので、アプリ内メッセージの運用で成果を上げていきたいという方々のヒントになれば幸いです。

Brazeとは

Brazeは、BtoC向けのカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。「プッシュ通知、アプリ内メッセージ、メール、LINE」などさまざまなチャネルで、パーソナライズされたメッセージを配信することができます。

現代のモバイルを中心とした複数の顧客接点において、リアルタイムかつ、一貫性のあるコミュニケーション、エンタープライズ企業の大量配信も遅延なく配信するスケーラビリティが特徴です。

日本国内でBrazeを導入する企業も増えており、DearOneは国内でいち早くBrazeの導入からグロースのご支援を行っています。

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Brazeのメッセージ配信機能「In-App Messages」

In-App Messages機能は、アプリやWebサイト上にポップアップのメッセージを配信する機能です。Brazeでは、さらにユーザーの行動や興味に基づいたパーソナライズされたメッセージを、タイムリーに表示できます。

  • 新しい機能の紹介
  • 特別なセールのお知らせ
  • アプリ利用状況に応じたメッセージ

など、さまざまなシーンでアプリを利用しているユーザーへ、最適なコミュニケーションをとることができます。

Brazeのメッセージ配信機能「In-App Messages」

In-App Messagesは、自由度高くコンテンツを作成できるため、画像などを差し込みながら、ユーザーの目を引くようなメッセージの配信により、施策の効果を高めることにもつなげられます。

操作説明

BrazeのIn-App Messagesは、「誰でも操作しやすい」簡単さも特徴の一つです。この章では、実際に操作の画面をお見せしながら、アプリ内メッセージを配信する手順をご紹介します。

実際に、Brazeでアプリ内メッセージを作成する際は、トラディショナルエディターとドラッグ&ドロップエディターの2つのインターフェースから、編集環境を選んで作成します。

トラディショナルエディター従来のエディター。UI上の操作で、メッセージ作成が可能。メッセージタイプはあらかじめ決まっているものから選択する必要があるため、自由度が低い。
ドラッグ&ドロップエディター従来のエディターよりも、もっと直感的な操作。内容により、行や画像、段落などを適宜追加できるので自由度が高い。作成したメッセージはテンプレートとして保存可能。

ドラッグ&ドロップエディターの方がなんでもできそうと感じられるかもしれませんが、シンプルなメッセージ配信であればトラディショナルエディターでも十分に対応可能です。

BrazeのIn-App Messagesで、アプリ内メッセージを配信する手順は以下の通りです。

  1. コンテンツ作成
  2. 配信スケジュール設定
  3. ターゲット設定
  4. コンバージョン設定
  5. 配信

以下では、「ECサイトセールの購入促進」というユースケースで、主にコンテンツ作成のキャプチャを用いてメッセージの作成方法をご紹介します。

トラディショナルエディター

アプリ内メッセージ作成画面にてキャンペーン名を設定し、配信するメッセージタイプを選択します。(今回はモーダルですが、全画面表示や簡単なアンケートも作成可能です)

Braze操作説明-1

レイアウトを選択し、具体的なメッセージを入力画面に入力します。入力した内容は、左側プレビュー画面にすぐに表示されるため、都度確認しながら編集できます。

Braze操作説明-2

Brazeでは、メッセージのヘッダや本文、ボタンのコピーをパーソナライズさせることができます。今回は、本文にユーザーの苗字が表示されるような設定をしました。

それぞれの入力フォームの右上「➕」をクリックすると、パーソナライズ追加の画面が表示されるので、パーソナライズさせたい内容を設定します。

Braze操作説明-3

属性以外にも、過去の行動データやデバイス属性などさまざまなトリガーを元に、アプリ内メッセージをパーソナライズ可能です。

テキストの文字の色を変える、ボタンの背景色を変えるなどの操作も、UI上で設定できます。

Braze操作説明-4

トラディショナルエディターを使ったメッセージ作成のご紹介は以上となります。

ドラッグ&ドロップエディター

続いて、直感的に自由度の高いコンテンツが作成できるドラッグ&ドロップエディターでのメッセージ作成方法をご紹介します。

アプリ内メッセージ作成画面にてキャンペーン名を設定し、ドラッグ&ドロップエディターを選択します。ドラッグ&ドロップエディターにも既存のテンプレートがありますが、今回は1から作成するところをお見せできればと思います。

Braze操作説明-5

まず、編集画面で以下のような画面が表示されます。真ん中のメッセージ作成部分に、テキストや画像、ボタンなどをドラッグ&ドロップで追加していきます。

Braze操作説明-6

画面左のブロックから、真ん中のメッセージ作成画面の挿入したい部分にドラッグ&ドロップします。以下の動画をご覧ください。

画面上でメッセージを直接編集したり、テキストやボタンの他に、画像やスペースなど入れたい部分に自由に入れられるのが、ドラッグ&ドロップエディターの特徴です。

完成したメッセージは、テンプレートとして保存することができます。

Braze操作説明-7

あとは、配信スケジュールや配信ユーザーなどの設定を行うことで、アプリ内メッセージを配信できます。

また、ドラッグ&ドロップエディターでは、最大10ページまでページを追加することも可能です。例えば、会員登録した新規ユーザーに対して、数ページにわたってオンボーディングフローを案内するなどができるようになります。

Braze操作説明-8

例えば、飲食店検索アプリの新規会員に対してアプリの基本的な機能の案内チュートリアルを配信したい場合、3ページにわたって以下のような配信をすることが可能です。

Braze操作説明-9

当社ではBrazeを活用したアプリ内メッセージの施策立案から、ツールへの入稿、効果測定など、企業様のご要望に応じて幅広くご支援しています。

Brazeやその他カスタマーエンゲージメントツールの導入を検討している、導入はしているがうまく活用できていない、などの課題がある方はお気軽にご相談ください。

アプリ内メッセージの効果的な配信事例

これまでご支援させていただいた企業様のお取り組みの中から、効果的なアプリ内メッセージの配信例を2つご紹介します。

配信事例①ECのカゴ落ち対策

ECアプリで商品をカートに入れたものの購入しなかったユーザーに、アプリ内メッセージで購入促進を促進するメッセージを配信しました。

アプリ内メッセージの効果的な配信事例-1

この施策を実施したユーザー郡と実施しなかったユーザー群とでは、購入完了率が大きく開きました。

リマインドが購入の後押しになる、購入を忘れていたなど、アプリ内メッセージを活用したカゴ落ちメッセージに一定効果があることがお分かりいただけたと思います。

配信事例②失効ポイントのお知らせ

こちらは、当月末にポイントが失効するユーザーに、アプリ内メッセージでポイントの利用促進を行いました。

アプリ内メッセージの効果的な配信事例-2

施策を実施したユーザー群の方が、実施しなかったユーザー群よりも、購入率(失効ポイントを活用した買い物)が高いという結果でした。

アプリ内メッセージを通じて「お得に使い切りたい」「早く使わないと損をしそう」と思ってもらえるように、コピーも工夫しました。

アプリ内メッセージの配信で成果を出すためのポイント

アプリ内メッセージの施策成功率は20〜30%程度であり、すべての施策で思うように結果が出るわけではありません。だからこそ、スピーディに多くの検証を行い、ノウハウを蓄積し、施策の成功率を上げていくことが大切です。

また、効果的な施策を実施するためには、仮説を立て、目的を明確にして取り組む必要があります。

何の目的もなくただ配信するだけでは、何も学びが得られず次に繋がりません。仮説に基づいた施策を行うことで、仮に結果が仮説と違ったとしても、それは貴重なノウハウ蓄積の機会となります。

このような、仮説立案・施策実施・効果検証を地道に行い施策を磨き上げていくことが、成果を上げるためにとても重要となるプロセスです。

最後に

本記事では、日々さまざまな企業様のグロースマーケティングをご支援する中で、培ったノウハウをもとに、アプリ内メッセージの事例やポイントをご紹介しました。

当社ではBrazeをはじめカスタマーエンゲージメントツールの導入から、施策立案・実施などの運用までご支援しています。

サービス内容についてはこちらをご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が、多くのマーケティング担当者様のお役に立てれば幸いです。

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