この記事は2022年11月16日に開催されるGrowth Summit 2022 カンファレンスのセッション5紹介です。
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ユニバーサルアナリティクスのサポートは終了します
2022年3月16日Googleより発表された、Google Analyticsに関する重要なアナウンスでは、Google の第三世代の測定ソリューションである「ユニバーサルアナリティクス」通称「GA(UA)」は2023年7月1日をもって新しいヒットの処理は停止され、その代わりに新しい第四世代の測定ソリューションである「Google アナリティクス 4(通称GA4) 」を使用するための準備をしてくださいと伝えられました。
皆さん、準備は万全ですか?
GA(UA)とGA4何が違うの?
GA(UA)とGA4の具体的な違いや、考え方の違いなどは、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ本セッションご参加前にご覧いただければと思います。
概要をまとめると、以下の通りです。
計測の基本単位の変更
GA(UA)ではセッションやページをベースに計測していたが、GA4ではユーザーやイベントをベースに計測する
計測定義の変更
GA(UA)では最初と最後のページの表示時間の差分で見ていたのが、GA4では最後にイベントが発生した時間がセッション時間となるため、計測の定義が異なる
無償のGA(UA)は2023年7月1日にサポートが終了するので、できるだけ早くGA4の計測設定を済ませておく必要がある
実はGAがイベントベースで計測する事になるよりもずっと前からイベントベースで計測する分析ツールがありました。プロダクトアナリティクスツールAmplitude(アンプリチュード)です。
GA4の競合?Amplitude(アンプリチュード)とは?
Amplitudeはアメリカ発のユーザー行動分析のためのSaaSソリューションで、世界では45,000サービス以上、日本国内でも1,000サービス以上で導入されています。2021年9月にはNasdaqへ上場するなど非常に注目されているツールです。国内事例としては不動産情報サイトのLIFULL HOME’Sやスマホ決済サービスのd払いなど業界大手のBtoCサービスで多くの導入実績があります。
GA4とAmplitudeはツールとして比較されることも多いのですが、実際にはツールとしての立ち位置が異なるソリューションなのです。
詳しくはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
ひとことで言えば、それぞれの得意なマーケティング領域が異なる、似て非なるソリューションという事です。
さて、前置きが長くなりましたが、Growth Summit 2022 Session5は『GA(UA)が終了する今、プロダクトをグロースさせるためにプロダクトチームが考えるべきこと』です。
プロダクト開発者、プロダクトチームが今から何をどう進めるべきなのかを、株式会社PLAN-B システム開発本部 でプロダクト開発・グロースにおけるデータ駆動化やデータマネジメントの推進の傍ら、デジタルマーケティング領域のデータ基盤構築・活用支援も行う湯川 正洋氏をゲストにお迎えし、同社の事例をお伺いしながらディスカッションして参ります。
迎えるモデレーターは、株式会社DearOneでグロースマーケティング部 ソリューションコンサルティングユニットのユニットリーダーを務める赤木 一平太。CDP・MA・Analyticsなど幅広いMarTechの知見をもとに、グロースマーケティングにおけるテクノロジースタック構築、データ活用の戦略立案・実行支援に従事している経験から、湯川氏とはまた違った視点でグロースを語ります。
事前インタビュー
湯川さん、赤木さん、カンファレンス開催前に本セッションでどんなお話しが聞けるのか、少しだけ教えてください。
まず初めに、GA(UA)が終了となりますが、プロダクト開発チームやプロダクト開発者にとってGA(UA)とは何をするためのツールだったのでしょうか?また、どのように活用されてきましたか?
湯川さん|
PLAN-BではWebマーケティングにおける集客の領域で主に活用しています。自社のオウンドメディアやSaaSプロダクトのサービスサイトにおいて、広告効果測定やコンテンツマーケティングの効果測定で使われています。
GA(UA)が終了しGA4へ移行しないといけないと言われていますが、もう準備は初めていますか?もしくは移行はいつ頃されましたか?
湯川さん|
まず自社オウンドメディアで2021年7月に試験的に導入を行いました。計測の単位や作成できるレポートがUAと変わる部分があるのでGA4とUAの併用期間を設け、運用を移行していきました。
赤木さん|
これまでUAを使っていたお客様でも、続々と移行作業を推進中というお声を聞くようになっています。ただUAからの変化が大きく苦戦中のお客様も多いようです。
GA4へ移行するにあたり、注意していることなどがあれば、お聞かせください。
湯川さん|
カンファレンスで詳しくご説明しようと思っていますが、GA4ではUAに比べて分析の自由度があがりました。その反面、自分たちがデータを使って何を分析したいのか、どう設計して実装するかがより重要になりました。
赤木さん|
湯川さんのコメントの通り、データを明示的に、能動的に定義・取得する必要が出てきました。グロースマーケティングにおける「タクソノミー設計」と呼ばれるプロセスですがですが、馴染みの薄い業務でもあり、キャッチアップが重要と考えます。
本セッション「GA(UA)が終了する今、プロダクトをグロースさせるためにプロダクトチームが考えるべきこと」では、どんな事をお話し頂けますか?
湯川さん|
GA4やAmplitudeなどグロースに力を入れたツールが増えてきました。顧客とその行動に、プロダクトチーム全体で向き合うことがより大事になってきています。PLAN-BでのSaaSプロダクトやメディアの開発・運用から事例や知見をお話しできればと思います。
赤木さん|
タクソノミー設計やNorth Star Metricなどの顧客理解/グロースの分野で利用されるフレームワークの紹介や、Amplitude/GA4の特徴や選定方法などツール軸のお話を共有できればと思います。
湯川さん、赤木さん、事前インタビューへのご協力ありがとうございました。
ぜひ本セッションにご興味をお持ちになった方は、下記リンク先にてお申し込みください。参加費無料、事前登録制のオンラインカンファレンスとなっております。