• トップ
  • セミナー
  • ニッポンのマーケティングを変えよう|Braze City×City Japan【速報レポート】

ニッポンのマーケティングを変えよう|Braze City×City Japan【速報レポート】

2023.07.14

2023年7月12日(水)カスタマーエンゲージメント プラットフォームのBraze社が、ニッポンのマーケティングを変えようというテーマのイベント「Braze City×City Japan」を開催。

東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催された本イベントに、グロースマーケティングメディアも取材に伺いましたので速報レポートいたします。

宣伝や広告でモノやサービスが売れる時代ではなくなった今、消費者の選択肢は増え続け、購買行動の多様化が進み、経営者やマーケターも時代のトレンドに乗り変わり続ける必要があるという。

本イベントでは、最新のグローバルマーケティングトレンドや最先端の国内外成功事例が紹介され、これから未来のあるべきマーケティング、そしてカスタマーエンゲージメントを学ぶことができるイベントです。

不確実で複雑なVUCAの時代、実装されるべき「近未来マーケティングとは」

オープニングセッションは青山学院大学 地球社会共生学部 学部長/ アバナード(株)デジタル最高顧問/音楽家 松永 エリック・匡史 氏の講演からスタート。

松永 エリック・匡史 氏
青山学院大学 地球社会共生学部 学部長/ アバナード(株)デジタル最高顧問/音楽家 松永 エリック・匡史 氏

コロナ禍によるパンデミックの経験を経てVUCA(ブーカ)の時代となった今、ダボス会議では今まで当たり前であったシステムを白紙に戻し、全く新しい仕組みを一から作り出していこうという「グレート・リセット」が提示された。

グレートリセットが追及するデジタルトランスフォーメーションについて、国内でのデジタル化は進んでいるがまだまだトランスフォーメーションができていない現状と、新しい世界を作り出す次のフェーズはジェネレーティブAIが牽引していくとエリック氏。

グレートリセット3つの視点によるマーケットへの影響として、「マクロリセット」「ミクロリセット」「個人リセット」という考え方、人間らしさ、人生観、生き様など多様な個性が受け入れられ、マーケットは複雑化している。そんな中、生成系AI の登場によるコンピューターの位置付けの変化として、AIが新しいコンテンツ、アイデアを生み出す時代になったこと、マーケティングにおける今後のデザイン思考の方向性など、幅広い領域での講演となりました。

既存のマーケティング手法をグレートリセットし新たなメソッドを作り出す必要性として、マーケティングにおけるデザインをアートの思考に変えて行くべき時代になっていると強調。ここで大事なのがITデータ基盤の構築であり、リアルタイムで個人とエンゲージメントを高めていく必要性があると締めくくりました。

ニッポンのマーケティングを変えよう

続いては、Braze株式会社 マーケティング本部 兼 ストラテジー&オペレーション本部 本部長 柿野 拓氏による講演。

Braze柿野氏
Braze株式会社 マーケティング本部 兼 ストラテジー&オペレーション本部 本部長 柿野 拓氏

買ったのにリタゲプッシュの鬼メール、ホテル予約直後に宿泊割り引きクーポン、在庫状況がわからないなど数々の「残念な顧客体験」は、ブランドを毀損しビジネスを弱くする。不快な体験をするとユーザーはブランドの乗り換えを検討し、ブランドから離反してしまう。そのため、顧客を理解して最高の顧客体験を提供すべきだと柿野氏。

Brazeは2011年創立、2021年Nasdaqに上場を果たしグローバルでの月間アクティブユーザー数が48億、利用企業数1,866社の企業であり、日本市場でのBrazeは昨年比成長率421%という驚異的な数字を発表。創業わずか3年目にして、日本では導入企業数50社以上で、月間アクティブユーザー数は1億以上という数字をたたき出したという。

最近の調査結果として、顧客のニーズが以前よりも捉えにくいわかりにくいという課題感や、マーケターを取り巻く環境として施策実施に関するデータが統合されていない、システム化しすぎてガチガチになり施策実施ができないなどの課題があり、それを変えていく必要があると語り、リアルタイム、パーソナライズ、マルチチャネルの「ハイパー・パーソナライゼーション」を実行できるのがBrazeであると述べました。

カスタマーエンゲージメントの未来を考える

Braze CEO
Braze Inc, CEO兼共同創業者 ビル・マグヌソン氏

新しいビジネスはモバイルファーストで生まれ、構築される。モバイルの普及が企業を変革する。

ファーストパーティーデータ活用の顧客獲得3ステップとして、ステップ1「ファーストパーティーデータで顧客獲得を強化」、ステップ2「ファーストパーティーデータを理解し、直接管理する」、ステップ3「D2Cリレーションシップを活用し、変革をもたらす」と定義し、従来のマーケティングと顧客データのサイロ化の課題、エンゲージメントツールの必要性、サードパーティデータのアイデンティティは消滅しつつあるということを提言。

有償での顧客データ活用事例としてKFCの成功を収めたキャンペーンの紹介や、Disneyでは顧客と様々なタッチポイントはあったものの直接的な情報を持たなかったが、ストリーミングのプラットフォームやDisney Plusの提供で顧客情報を直接的に取得することに成功。実はこの構想は50年以上前から持っていたという事例、レストラン業界や自動車メーカーも同様にモバイルのアプリケーションを活用することで直接消費者との関係を構築しカスタマーエンゲージメント向上の構築に成功した事例を紹介しました。

ファーストパーティーデータ投資によるチームの進化
ファーストパーティーデータ投資によるチームの進化

現在ではさらにファーストパーティーデータ投資によるチームの進化があり、データ駆動型の現在ではマーケティングの求められる役割も進化、より良いエンゲージメントが利益につながることこそが重要で好奇心こそが知識の源泉であるとまとめました。

Sage AI by Braze
Sage AI by Braze

また、何年もかけてBrazeが投資し開発した新機能Sage AI by Braze、カスタマージャーニー全体で顧客エンゲージメントを強化することも発表されました。

詳しくは下記Braze社のサイトをご確認ください。

https://www.braze.co.jp/resources/articles/sage-ai-by-braze-announcement

クリエイティビティを解放する最先端テクノロジー

Braze CTO
Braze Inc, CTO兼共同創業者 ジョン・ハイマン氏

続いて、Braze Inc, CTO兼共同創業者 ジョン・ハイマン氏による、クリエイティビティを解放する最先端テクノロジーの講演では、数々の新機能の詳細が発表されました。

メールの配信到達率を確認できるメールデリバラビリティセンターはAppleのライブアクティビティの通知にも対応、Brazeを使って頻繁なアップデートをシームレスに配信できるようになります。また、Sage AI by Brazeの活用によりビジネス成果を創出した事例や、Sage AI by BrazeによるBrazeのワークフロー全体の強化、Predictive Suite(予測スイート)によるコンバージョン促進、Winning Path(成功パス)でのチャネル最適化など。さらにはSage AI by Brazeによる、クリック数回で簡単に商品レコメンデーションを出し33%の購入向上や平均購入金額15%向上事例などが紹介されました。

連携先の強化として、LINE連携先行プレビューがこの後ゲストを迎えて発表されることになりました。

本日のご紹介はまだ開発中のモックアップとなりますが、リリース時には日本語化されるそうです。

LINE連携先行プレビュー
LINE株式会社 マーケティングソリューションカンパニー/カンパニーエグゼクティブ 宮本 裕樹 氏

ゲストにLINE株式会社 マーケティングソリューションカンパニー/カンパニーエグゼクティブ 宮本 裕樹 氏が招かれ、Braze株式会社 日本市場製品責任者 新田 達也 氏と共にLINE連携についての発表がされました。

BrazeでのLINEチャネルを対象にしたキャンペーン作成、テキスト&絵文字対応、Webリンクの差し込み、画像挿入、リッチメッセージ、カードタイプメッセージ作成などに対応する予定だそうです。

基調講演後は隣接の展示会場にて、スポンサー企業の様々なソリューションの紹介を受けることができます。

展示会場の模様
展示会場の模様

展示会場Brazeブースの模様
展示会場Brazeブースの模様

展示会場DearOneブースの模様
展示会場DearOneブースの模様

スタンプラリー
イベント専用アプリでブースをまわりスタンプを取得

そして、午後は会場が3つに分けられまして様々なセッションが展開されており、今回グロースマーケティング編集部が参加させていただいたセッションをいくつか簡単にご紹介します。

エンジニア工数を削減してユーザー体験を最適化できる!エンジニアこそBrazeを理解するべき 3つの理由

ユーザベース
株式会社ユーザベース NewsPicks事業執行役員 CMO 菊地 幸司 氏
同社NewsPicks事業 Product Division Creator Experience Unit Leader 加藤 健一 氏

株式会社ユーザベース NewsPicks事業執行役員 CMO 菊地 幸司 氏、同社NewsPicks事業 Product Division Creator Experience Unit Leader 加藤 健一 氏による講演では、同社が実際にBrazeを活用した施策の紹介と、施策の効果を発表しました。データ分析基盤から自動的にデータを集計してワークフローエンジンへ投げ、カスタム属性の更新をした上でBrazeへ送るという自動化の事例を紹介。まずはアドホックに試し、効果を見て良かったら自動化対応しているそうです。

他にも数多くのNewsPicksでのBraze活用事例が詳しくご紹介されました。

CX向上を阻む3つの課題を解決したグロースマーケティング実践事例5選

DearOne

株式会社DearOne 執行役員  グロースマーケティング部  ゼネラルマネジャー 石黒 智基氏による講演では、CX向上を阻む3つの課題を解決したグロースマーケティング実践事例5選と題して講演が行われました。

様々な顧客タイプに合わせてサービス・プロダクトの利用体験の向上を図るため、グロースハックをどう行ったら良いのか、課題を分解し施策を本数多く打っていく必要性、AARRRモデル(アーモデル)で課題を可視化し離脱や休眠ユーザーを復活させる手法、OODAループとPDCAを組み合わせたフレームワーク、KPI別施策設計など、これまで同社がクライアント企業へのグロースマーケティング支援で実践してきた事例などを紹介。

株式会社DearOne 執行役員  グロースマーケティング部  ゼネラルマネジャー 石黒 智基氏
株式会社DearOne 執行役員  グロースマーケティング部  ゼネラルマネジャー 石黒 智基氏

顧客の行動別にセグメント化し、その行動特徴を捉えて顧客一人一人にあった施策を実行するためにオススメのツールとして、ユーザー行動分析ツールAmplitude(アンプリチュード)の特徴や、実際の分析事例、施策実行事例など、これまでクライアントへの支援をする中で培ったノウハウを数々共有。

さらに最新のMarTechツールとして、同社が国内初リセラーパートナーを務めるアメリカ発のリバースETLツールHightouch(ハイタッチ)を紹介しました。

詳しくは下記サイトをご確認ください。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000002473.html

本セッションはまた後日詳しくレポートしますので、お楽しみに!

Amebaブログが実践。データを素早く価値に変えるパーソナライズ戦略

Amebaブログが実践。
株式会社サイバーエージェント AmebaLIFE事業本部 プロダクトマネージャー 彦坂 真一 氏

株式会社サイバーエージェント AmebaLIFE事業本部 プロダクトマネージャー 彦坂 真一 氏による講演では、日本最大級のブログメディアである「Amebaブログ」がコミュニケーション戦略の見直しを通じ、事業成長とコスト削減を実現した具体手法が紹介されました。

打ち手の肝となったパーソナライズ自動化をどのようなステップで実現してきたか、変革を主導したプロダクトマネージャーがその全貌を語るということで、Amebaブログ、Ameba Pickというアフィリエイト機能、to B向けの支援サービス、コマース事業など事業展開を広げている同社による、素早くデータ×Brazeの価値を引き出すための具体的な進め方や組織体制とデータ×Brazeによる施策事例などが紹介されました。

【Special Session】カンヌライオンズフェスティバル2023最新レビュー

【Special Session】

日本経済新聞社 カンヌライオンズ日本事務局 金山 亞裕子氏、株式会社 博報堂 ショッパーマーケティング事業局局長 ショッパーマーケティング・イニシアティブ®リーダー 徳久 真也 氏、Braze株式会社 マーケティング本部 兼 ストラテジー&オペレーション本部 本部長 柿野 拓氏による講演。

カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルは、1954年から毎年6月に南仏カンヌで行われる世界最大級の広告、コミュニケーション、そしてマーケティングの祭典で、世界中のグローバル企業のCEOやCMO、クリエイターやソーシャルインフルエンサーが集結するフェスティバル。セッションではカンヌライオンズとは何か?そして、デジタルとクリエイティビティがうまく融合している本年受賞作品から今、企業が、そしてマーケターが考えるべきこと、なすべきことが語られました。

今年のカンヌライオンズの特徴はアクセシビリティ。地域、人種を超えてアクセシビリティを高めていくことがキーワードになっているとのこと。いくつかのカンヌライオンズ受賞作品の紹介と共にどのような点が評価されたのか、どのようにクリエイティビティを強化すれば良いのかなど提示され、近年日本からの参加者が減少しているがカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルへの参加は特別なことでなく、日々の皆様の仕事の延長線上にありますのでぜひカンヌ受賞目指しましょうと締めくくりました。

この後、ご招待制の非公開セッションでラストをむかえて本イベントは盛況のうちに終了となりました。

以上、ニッポンのマーケティングを変えよう「Braze City×City Japan」の速報レポートお届けしました。

速報でご紹介できたセッションはごく一部となりましたが、後日、当メディアにおいて詳細レポートをお届けできるセッションもございますので、ぜひお楽しみに!

Recommended

セミナーランキング