2023年6月1日から2日にかけて、軽井沢プリンスホテル ウエストにて第三回「マーケターの集い2Days Camp」が開催されました。
元々は事業会社のマーケター先駆者の方々が自主的に集い勉強会を開いていたところから派生し、日常とは違う環境下でより集中し高め合うために宿泊参加型のイベントとなったそうで、今回初めてグロースマーケティングメディアが潜入取材させて頂きました。
Day1の様子は下記でお届けしておりますので、まずはそちらからご覧ください。
Day2:ネットワーキングでConnect三昧
二日目の軽井沢は台風の影響で雨模様でしたが、より一層自然が放つ美味しい空気を味わうことができました。朝食をゆっくり食べる方、ヨガで集中力を高める方やモーニングコーヒー交流会でネットワーキングをされる方、思い思いの朝を過ごし休む間もなく9:00には会場へ集合。
まずは冒頭カラビナハート森氏から、ブランドサイドとパートナーサイド「最年少参加者に無茶振りします」と言うことで、各1名がステージ上でDay1の感想と、振り返り、本日の豊富など発表するという機会があり、その後は社会貢献枠と言うことで前半のセッションがスタートしました。
まず1つ目のセッションは、さまようボウズ小野龍光氏による「2500年前のお釈迦様の智慧から学ぶ”マーケティング”のあり方」がテーマの講演で、氏は昨年2022年に売り上げの拡大を前提とする世界から離れることを決断されインドにて得度されたそうです。バリバリのビジネスパーソンだった氏は、ビジネスの世界からの離脱とお坊さんになられた経緯をユーモアたっぷりにお話しされていました。
そこからインドのカースト制度の実情や、単身でインドに渡り貧しい人々を救う活動をされている佐々井秀嶺上人のこれまでの活動を紹介され、さまよう坊主龍光として得度された経緯や我々マーケターが今を見つめ直してヒントを探すことの大切さなどを説かれました。
ネットワーキングブレイク
ネットワーキングブレイクの様子もご紹介します。開催中何度も設けられたネットワーキングブレイクタイム。参加者はみな休むことなくConnectされていて、終始会場内は賑やかに挨拶が繰り広げられていました。
セッション
セッション5では株式会社リチカ 事業開発部 ビジネスプロデューサー原田 真衣氏による「デジタルで成果を出すための運用型クリエイティブとは」というセッションで、同社のクリエイティブサービスを課題解決の事例と共にご紹介されました。
続いて、カラビナハート株式会社 真部 亜樹氏、株式会社タカラトミー メディア戦略室 室長 木村 貴幸氏、株式会社エー・ピーホールディングス 代表取締役 野本 周作氏による「どないしたらそんなに偉くなれるんですか?」というセッションでは、木村氏、野本氏のこれまでの経歴を紐解きながらタイトル通りどうしたら偉くなれるのか、キャリアアップ、年収アップするための方法を探る講演となりました。
本日7セッション目は、ノバセル株式会社 ビジネスプランニング部 部長 楠 勇真氏による「~テレビCMに第三の視点を~テレビCM DX最前線」です。
これまで同社ではスタートアップ中心に運用型TVCMを提供していたが、今後大手中心にマーケティングDXの提供を開始し運用型テレビCMのその先へという内容での講演が行われました。
ここで席替えとランチタイム。会場の外には、Goofy Coffee Clubさんが常駐し参加者へコーヒーを振る舞ってくれると言う素晴らしいホスピタリティ。
8セッション目は、株式会社QQEnglish マーケティング部 シニアマネージャー 岩田 慎一氏、キラメックス株式会社 株式会社funs(CMO)マーケティンググループマネージャー 福田 保範氏、ディップ株式会社商品開発本部マーケティング統括部エージェントマーケティング部部長 谷田 脩一郎氏による「40分でわかる、ChatGPT等の生成AIの必要性と活用方法」の講演です。生成 AI時代にどう自分に落とし込んで活用するかをテーマに講演されました。
9セッション目は、山陽ファースト株式会社 代表取締役 山野 雅俊氏による講演で、SNSキャンペーンシステムを開発している同社のソリューション紹介のセッションです。記事にはできませんが、掴みのお話が個性的で会場を沸かせていらっしゃいました。
ディスカッションセッション
休憩を挟みまして、いよいよスポンサーディスカッションの株式会社すかいらーくホールディングス マーケティング本部(メニュー・プロモ統括) リーダー 岡田智子氏、株式会社Asobica 事業推進室責任者 兼・セールス部 マネージャー 佐藤 頌太氏による「顧客の声や熱量を事業成長の力に変える すかいらーく「しゃぶ葉」のマーケティングの考え方とは」のテーブルディスカッションセッションです。
顧客体験を彩りたいという、株式会社Asobicaの佐藤氏による同社の「coorum(コーラム)」というノーコードでコミュニティ運用が可能な製品の紹介からスタート。すかいらーく様の「しゃぶ葉」にて、まだローンチ前のファンコミュニティについて、たくさんのアイデアを収集したいという目的が伝えられました。
続いて、すかいらーく 岡田氏より同社のご紹介、新業態、新店舗の事例、「しゃぶ葉」の事業戦略やコロナ禍の影響、インフレの影響、プロモーション事例などの詳細な説明と、コミュニティ施策を実行した背景などが語られました。
(詳細は公開できる範囲で後日記事化させていただく予定ですが、)これを受けて参加者は各テーブルごとに1チームとなり、ファンコミュニティをベースとしたマーケティング・プロモーション戦略のアイデアをディスカッションしました。
1テーブルには6〜8名のマーケターがランダムで割り振られているため、ブランドサイドの人もいれば、パートナーサイドの人も、更にカウンシルメンバーが入っていることもあり、様々な立場・考え方から議論を深めていきます。
二日目となり皆様慣れたもので、初っ端から飛ばして議論が進みます。
セッション
ここで席替えとネットワーキングブレイクを挟みまして11セッション目、株式会社オープンエイト執行役員 第1セールス&CS本部本部長 近藤 洋司氏、株式会社グロースX マーケティング・広報 酒井 葉子氏、KDDI株式会社コミュニケーションデザイン部 メディア企画グループグループリーダー 後舎 満氏による「ブランド?パートナー?キャリアを変えるきっかけづくり」です。
どのように自分の求めるキャリアを見つけるのか、どのようなポジションと出会うのかなど、ご登壇者のパネルディスカッションを通して考えるセッションです。マルチリレーション社会の現代で、他者とのつながりが持つ「ベース性」「クエスト性」2つの性質をもとにつながりから得られるギフトを発展させてキャリアの見通しを明るくしましょうと講演されました。
12セッション目は、株式会社プレイド CX Planning Unit / Strategic Planner 天田 卓良氏による「継続的な事業成長へ!顧客に「選ばれ続ける」ブランドコミュニケーションとは?」のセッションです。
「そのコミュニケーションは恋か愛か?」と言うキーワードを今日はお伝えしたいということで、ブランドコミュニケーション、ブランドメッセージのあり方などを「愛と恋」に例えつつ、同社の実績紹介と共に講演されました。
最後にクロージングセッションです。
DINETTE株式会社 マーケティング本部 取締役CMO 斉藤 圭氏、コミューン株式会社 執行役員CMO/SuccessHub事業責任者 杉山 信弘氏、sansan株式会社 ビジネス統轄本部マーケティング部部長 福永 和洋氏がご登壇されて、この二日間の振り返りをされました。
皆様この二日間でしっかりとConnectができて、たくさんの学びがあったと統括。今回得たたくさんの気づきを持ち帰って実践に生かして行きたいと語られていました。
最後に、カラビナハート森氏の「また会いたい人に出会えましたか?」という問いかけに、たくさんの方が挙手をされて二日間に渡る本イベントは終了となりました。
悪天候のため、東海道新幹線は全線ストップしているという情報も流れておりましたが、最後の懇親会の出席率も大変高く最後の最後まで盛り上がったイベントとなりました。
次は2024年1月に、少し若めの年齢層縛りを設けてまた開催されるということですので、グロースマーケティングメディア読者の皆様も参加されてみてはいかがでしょうか?
取材を受け入れてくださいました参加者の皆様、ありがとうございました!