Day1レポート|マーケターの集い2Days Camp

2023.06.08

2023年6月1日から2日にかけて、軽井沢プリンスホテル ウエストにて第三回「マーケターの集い2Days Camp」が開催されました。

元々は事業会社のマーケター先駆者の方々が自主的に集い勉強会を開いていたところから派生し、日常とは違う環境下でより集中し高め合うために宿泊参加型のイベントとなったそうで、今回初めてグロースマーケティングメディアが潜入取材させて頂きました。

イベント当日は現場から速報もお届けしておりますので、まずはそちらからご覧ください。

一人で取材させて頂くには余りにもコンテンツが豊富だったため、改めて全体を通した振り返りの取材レポートをまとめました。少し長くなりますが、ぜひ最後までお付き合いください。

本イベントを噛み砕いてご説明すると、ブランドサイド(=事業会社のマーケター)とパートナーサイド(=事業会社をサポートするベンダーのマーケター)が一堂に介して、他者のマーケティング戦略や戦術を学んだり、マーケティング戦略を他社のマーケターや百戦錬磨のカウンシルメンバーとチームを組んで議論する実践型のイベントです。

Day1:また会いたいと思う人に出会いましょう

また会いたいと思う人に出会いましょう

今回の企画主催者、カラビナハート森氏からの挨拶で2Days Campがスタート。

カラビナハート森氏|
本イベントを通して、ブランドとパートナーが結びつき何かしらの繋がりを持って帰って頂きたい。また、これから皆様のキャリアが成長していく中で「頼れる仲間を作って欲しい」という思いでおります。カウンシルメンバーも、昔遠方で開催されたイベントなどで繋がった人たちです。また会いたいと思えるような人と出会って頂きたい、そう思って今回はConnectというテーマにしています。

マーケターの皆様の知見が上がり、新しいビジネスチャンスが生まれ、皆様の持つ数字が上がって更に時を共に過ごす仲間が生まれ、その結果、皆様がHappyになったらこんなに素敵なことはないと思っています。とにかく皆様、積極的にConnectしてください!

続いては、カウンシルメンバーであるリネットジャパングループ 株式会社 サービス&マーケティング本部リネットジャパンマーケティング部部長 神谷 亮介氏によるオープニングセッションとして、初めて参加するメンバー向けに「どの様に参加するのが良いか」というテーマでゲストにパートナーサイドの株式会社Asobica 事業推進室責任者 兼・セールス部 マネージャー佐藤 頌太氏、ブランドサイドの花王株式会社 グローバルメイクアップブランド 「KATE」の国内マーケティング担当松本 典子氏を迎え、「マーケターの集い」に参加する心得を紹介。

心得の詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが、冒頭でこの様に具体的な説明があると、初めての参加者が積極的に行動しやすくとても良心的だと筆者は感じました。特に、SNSの申請は送りづらいという意識があるものですが、だいぶハードルを下げてくれたのではないでしょうか。その証拠に、取材班の私にも沢山申請して頂きました。恐縮です。

まず1つ目のセッションは、キャス・キャピタル株式会社 共同代表 山下 健次郎氏をゲストに迎えた「事業Growthのプロに聞く、必ず結果を出すビジネスマネジメントの要諦とは?」というテーマで、企業そのものをグロースさせるための基本的な考え方や、ビジネス手法などを学べる40分間のセッションで、マーケティングよりも更に高い所からの考え方を知る貴重なセッションとなりました。

昨今では、マーケターもビジネスグロースの領域まで考えられる人材が求められておりますので参加者の皆様も得るものがあったのではないでしょうか。

2つ目のセッションは、株式会社ディー・エヌ・エー コンテンツ企画部 部長 今西 陽介氏の「“戦略から戦術をConnect”実行をするチームビルディング」。

株式会社ディー・エヌ・エー コンテンツ企画部 部長 今西 陽介氏

なぜ戦略が必要なのか、戦略とは何なのか、良いチームとは、リーダー(マネジメント)の仕事とはなど、リーダー(マネジメント)の基本的な考え方や、心掛けなどを「当たり前のこと」とおっしゃりつつ、ご自身の経験をもとに実際にどうすると良いのかなどじっくりと講演されました。

こちらのセッションにつきましては、後日詳細レポートをお届けしますのでお楽しみに。

3つ目のセッションは、株式会社Kaizen Platform 辻 千幸氏、株式会社Brandism 代表取締役  木村 元氏のスポンサーセッション「攻めのリテールメディア SNSと店頭の掛け合わせで爆発的な売り上げ増加を」。

株式会社Kaizen Platform 辻 千幸氏、株式会社Brandism 代表取締役  木村 元氏

2023年に最も成長が予測されるデジタル広告は「リテールメディア」であり、「リテールメディア」は検索とSNSに次ぐ規模まで急成長しデジタル広告の最大マーケットになることが予測されている。店頭サイネージやアプリ・ECサイト、デジタル広告など様々なタッチポイントで誘導が可能なメディアとなりますというKaizen Platform 辻氏。

それを受けて、ブランドサイドの意見として木村氏が、日本市場独特のスマホで購入できるけれども店頭に買いに行くというユーザー行動、ECチャネルはコロナ禍で急激に成長したと言われているがまだまだニッチなチャネルであり、成長幅も極端に大きい訳ではない。

これまではSNS施策と店頭の棚が連動していないことが多く、これからはブランドの売り上げ最大化のために新たな勝ちパターンとして、SNSで商品を紹介し認知をとり店頭でもしっかり同じビジュアルを起用し展開することで購入に繋げることが必要とのお話しを、実際に過去の施策例による、具体的なリフトアップの数字と共に紹介されました。

ここでランチタイム。

ランチ

ランチタイムセッションでは、株式会社Sprocket 代表取締役 深田 浩嗣氏による、「7万回のA/Bテストで見えてきた顧客育成との向き合い方」が紹介されました。

よろしければ、以前Sprocketさんと実施したウェビナー動画がこちらにございますので、ぜひご覧になってみてください。

5セッション目は「マーケターから人生の冒険者へ」というテーマで、非常に貴重な女性マーケターのキャリアのお話しがメインのセッションです。

「マーケターから人生の冒険者へ」

カウンシルメンバーの片井 啓介氏曰く、元々このマーケターの会の集まりの趣旨として、ナレッジの共有と共に人材のリソースを共有したいと立ち上げた経緯があり、今回はマーケターの副業やキャリアにも焦点を当ててセッションを設けたとのこと。

キャリアと共に人生をどう楽しんでいるかを、思案くれーる ビジネススタイリスト 小宮 明子氏、日本ベーリンガーインゲルハイム 経営戦略本部 エクスペリエンスデザイングループ Digital Analystであり、1819 inc. CEOでもある稲田 涼子氏のこれまでの経験談やキャリアのお話し、パラレルワークやプライベート、子育てとの共存をどう回しているのかなど中々普段聞くことのできないリアルなお話しが盛りだくさんでした。

席替えと休憩を挟みまして6セッション目は、REVISIO株式会社 ビジネス本部 シニアアカウントエグゼクティブ 小黒 真愛氏、株式会社ロッテ ​マーケティング本部 情報クリエイティブ部 コミュニケーション戦略 木下 温美氏の「タイトルより効果的なCMづくりを目指す、ロッテのコミュニケーション戦略とは」のセッションです。

「タイトルより効果的なCMづくりを目指す、ロッテのコミュニケーション戦略とは」

テレビの前に人体認識センサーを取り付けて、そこからどの様な人が、テレビをどの様に見ているのかがわかるREVISIOのソリューション活用例をご紹介されました。

7セッション目はイベントの目玉として位置付けられている、「ファンを生み育てることを考える」課題解決ワークショップのディスカッションセッションです。

コミューン株式会社 執行役員CMO/SuccessHub事業責任者 杉山 信弘氏、六甲バター株式会社 マーケティング本部 マーケティング部 ブランドコミュニケーションチーム 主任 宇土 沙央里氏がお題を発表し、各テーブルでチームを組んでマーケティング戦略をどうするべきかを話し合う80分のワークショップ。

QBB

「企業とユーザーが融け合う社会を実現する」というミッションを掲げるコミューン株式会社の杉山氏より、QBBブランドで知られる六甲バター様とのコミュニティ作りの考え方、お取り組み説明と共に現在の課題が示され、「QBBとチーズが大好きな人のためのコミュニティ『チーズパーク』」を開設・運用されている六甲バター株式会社の宇土氏からは社名秘話、QBBチーズの成り立ち、業界の現状など、マーケティング戦略を検討するうえで必要な情報が提供されました。

(詳細は公開できる範囲で後日記事化させていただく予定ですが、)これを受けて参加者は各テーブルごとに1チームとなり、六甲バター株式会社より提供された実際の商品を食しつつ戦略をディスカッション。

QBB2

参加者の議論している様子は、こちらの速報記事でご覧いただけます。

1テーブルには8名のマーケターがランダムで割り振られているため、ブランドサイドの人もいれば、パートナーサイドの人も、更にカウンシルメンバーが入っていることもあり、様々な立場・考え方から議論を深めていきます。

初めは遠慮がちだったディスカッションも次第に熱を帯びて、会場全体の音量が大きくなっていました。40〜50分程たっぶりと時間をかけて議論したのち、配布された紙に各チームマーケティング戦略をまとめて提出します。

席替えと休憩を挟み、8セッション目は「ショートムービーは本物か?I-neと語るぶっちゃけ話と今後の展望」をテーマに、株式会社Natee 取締役COO 朝戸 太將氏、株式会社I-ne ダイレクトマーケティング本部 D2Cブランドマネジメント部 部長 小林 禎亮氏の登壇。

「ショートムービーは本物か?I-neと語るぶっちゃけ話と今後の展望」

今話題のショートムービーが本当に活用できるのか、自分ごと化するためのTipsやショート動画市場の最前線の動向などの紹介、BOTANISTやYOLUをはじめとした大変人気のビューティーブランドのブランドマネージャーによる、ショート動画を活用しようと思ったきっかけや、実際の成功事例、その秘訣まで紹介されました。

その後、ネットワーキングブレイク中には、参加者の皆様は疲れを見せることなく、各々名刺交換をしたり和気藹々と会話をしたり精力的に活動されていました。

ネットワーキングブレイク

時刻は17時を回り本日2回目の課題解決ディスカッション、9セッション目。ブックオフコーポレーション株式会社 メディアプロモーション室 室長 高橋 利英氏とシークレットゲストを交えてリユース市場のマーケティング戦略について様々な角度から議論がなされました。

ブックオフコーポレーション株式会社 メディアプロモーション室 室長 高橋 利英氏

こちらも大変白熱した議論が各テーブルで行われましたが、非公開となっておりますので割愛させて頂きます。

いよいよラスト、10セッション目は「Z世代の心を掴むインサイト発掘 〜未来に向けたマーケティング戦略とは?〜」をテーマに、テテマーチ株式会社 取締役プロデューサー 三島 悠太氏、株式会社電通 若者研究部ビジネス・デザイナー 小島 雄一郎氏のご登壇。

「Z世代の心を掴むインサイト発掘 〜未来に向けたマーケティング戦略とは?〜」

Z世代をターゲットにしたリサーチについてのお話しがメインということで、未来を描くZ世代への考え方やインサイトを発掘するための調査設計など、Z世代の研究をされている株式会社電通小島氏が語りました。また過去の実績を例に、斜陽傾向にあった絵の具業界の常識を覆す考え方の提案からブランディングの戦略などを共有。

テテマーチ株式会社三島氏からも過去のウェディングポータル事例をもとに、ユーザーのインサイトを調査してインサイトを探ることの重要性が語られ、若者を知ることは未来の潮流を知ること、詳しい調査設計よりもラフな本音が重要とまとめられました。

以上で、Day1の全セッションが終了となりました。

非日常の軽井沢に集結したマーケター170名の熱量は初日から大変高く、この後のディナーパーティー、続くアフターパーティーでも、至る所で名刺交換が行われDay1最後までConnectされている参加者の姿が印象的でした。また会いたいと思う人に出会えたのではないでしょうか。

ディナーパーティーでは、ディスカッションセッションの優秀賞が発表され大変盛り上がりました。優勝したラムレーズンチームの皆様、おめでとうございます!

ディナーパーティー
ディナーパーティー2

Day2レポートへ続く・・・

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