「マーケターの集い2Days Camp」第四回の今回は鎌倉プリンスホテル 七里ヶ浜バンケットホールを会場に、2024年1月25日~26日に渡り開催されています。34歳以下のチャレンジ精神溢れる平成生まれのマーケターが一堂に会するこのイベントは「CONNECT」をテーマに開催。
元々は事業会社のマーケター先駆者の方々が自主的に集い勉強会を開いていたところから派生し、日常とは違う環境下でより集中し高め合うために宿泊参加型のイベントとなったそうで、今回もグロースマーケティングメディアが潜入取材させて頂きました。
現場から速報をお届けいたします。
本イベントを噛み砕いてご説明すると、ブランドサイド(=事業会社のマーケター)とパートナーサイド(=事業会社をサポートするベンダーのマーケター)が一堂に介して、他者のマーケティング戦略や戦術を学んだり、メンバーとチームを組んで議論する実践型のイベントです。
今回の企画主催者、カラビナハート森氏からの挨拶で2Days Campがスタート。
オープニングセッション
カラビナハート森氏|
マーケターの集いというコミュニティは広告主がメインとなり、元々は8人程のメンバーから始まりました。今では950名を超えるメンバーがおり、1ヶ月半に一度勉強会を開催しています。勉強会は、インプットだけでなくディスカッションを多く実施しており、そこから様々なコラボレーションにも繋がっています。
そして、ここから派生した宿泊イベントがこの2Days Campです。
U34は今回で二回目の開催。なぜ34歳以下で実施するのかというと、
・他社の同じ仕事の人と繋がるべき
・自己開示して素直に聞くべき
・若いうちに繋がる機会をつくるべき
・やるべし!
経験上そう思っているからです。若手・中堅の皆さんへの、繋がる機会を提供したかったため34歳以下限定にしました。
その根底には、マーケターには活躍して欲しいという思いがあると言う、森氏。
今回のテーマは、Connect(視野を広げる)。参加者は100名以上、公式セッション14枠、スポンサーセッション4枠のびっしりと詰まった二日間です。
カラビナハート森氏|
ここで人と人が出会い、話し、互いを知る。その結果、何かが生まれる。そのきっかけを作りたい。明日のイベント終わりで、あの人また会いたいなと思う人と出会いましょう。
マーケターから起業家へゼロから上場までの挑戦!
続いては、株式会社ヤプリ 代表 庵原 保文氏の『Zero to One ゼロから上場まで』というセッション。「なかなか起業することは無いかと思うが」としつつ、ゼロイチで事業を立ち上げる方法をご自身の経験を基に講演されました。
普段はなかなか聞くことのできない、これまでの同社のゼロイチからの成り立ちや、起業してきた中で大事にしてきたことなどを丁寧に解説される庵原氏のセッションに、参加者はとても真剣に耳を傾けていました。
「皆さんが新規事業などに携わる必要が出てきた際に、ぜひお役立て頂きたい」と大変熱く語られる庵原氏が印象的でした。
ネットワーキング
1日に何度も実施されるネットワーキングタイム。
皆さん初対面同士ですが臆することなく、大変積極的にネットワーキングを構築されていたのが印象的です。
お昼ご飯もそこそこに、皆さんしっかりとご挨拶周り。
いつもを、幸せにするブランドだからこそファンと繋がりつづけるための課題解決ワークショップ
お昼休憩を挟んでマーケターの集い名物企画、課題解決ディスカッションでは、コミューン株式会社 営業部 アカウントエグゼクティブ 安本 祐氏より冒頭挨拶があり、同社クライアント企業である株式会社LIXILのLIXIL Housing Technology 商品開発・デザイン本部 ビジネスインキュベーションセンター / 主査 三原 唯氏をゲストに迎えて、コミューン株式会社 マーケティング部 肝付 玲奈氏モデレートのもと前半はインプットセッション、後半はテーブルディスカッションに分けてじっくりと実践されました。
ワークショップテーマは、購買検討プロセスが長く導入ハードルが高い商材において、初期検討からアフター期までお客様とつながり続けるための取り組みを提案するということで、皆さん真剣に検討をしておりました。
本セッションは後日また詳しくレポートさせて頂きますので、お楽しみに!
“理想のキャリアの実現に向けて” 〜AIが浸透している今、考えるべき12のこと〜
続いては、マーケターの集いにて毎回大変人気があるというセッション、株式会社ディー・エヌ・エー エグゼクティブビジネスプロデューサー 今西 陽介氏のセッションです。
「やりたいことがある人とやりたいことがない人がいますよね、皆さんはどうですか?」という導入から、やりたいことがなくても今やっている事を突き詰めればキャリアになりますと言う、今西氏。
プレイヤーとして持つべきキャリア感やその具体的な考え方、またマネージャーの役割や役割の定義など12の考え方を詳しく解説されました。プレイヤーは自分の得意分野を作っていくことが重要で、会社から求められるように行動することでキャリア形成につながる。理想のキャリアにこだわり過ぎず、その今やっている仕事を堅実に積み上げてやって行って欲しいと語りました。
大変貴重なキャリア形成の話に、心なしか、スライドを撮影するU34参加者が多かったような気がします。
また、本セッションは後日詳しくレポートさせて頂きますので、お楽しみに!
その後、株式会社フリークアウト 営業本部 2局マネージャー 遠藤稔大氏の『YouTube広告の課題とコンテキストターゲティングの可能性』セッション、主催のカラビナハート社から『マーケターの集いコミュニティサイトのご案内』、席替え/アフタヌーンティーブレイク、『コモディティ時代をブレイクスルーするクリエイティブとは?』とセッションが続きまして、本日最後の課題解決ディスカッションへと進みます。
鎌倉市の日帰り観光客の消費単価を上げる方策
本日最後の課題解決セッションは鎌倉市 鎌倉市長 松尾 崇氏をゲストに迎え、鎌倉市のビジョン、ミッション、バリューの共有を基に、観光客にいかにして鎌倉へ来ていただくかを参加者で考えると言う地域密着型セッションです。
参加者のU34メンバーはインプットセッションの後にも大変積極的に市長への質問を投げかけており、「観光業を伸ばしたい理由をもう少し深く聞きたい」「現状の客単価はどれくらいなのか?」等など、出だしからとても白熱しておりました。
この後、首都圏からの観光客が多いという鎌倉の「観光における特徴別にみた課題」を解決するために、参加者による熱いディスカッションが繰り広げられました。
アウトプットはPower PointもしくはGoogle Slideをチームで作成し、明日提出・発表するという、とても本格的な課題が与えられまして各チーム大変真剣に議論を重ねておりました。
少しだけ、ディスカッション中のU34メンバーの様子を写真でお届けします。
この後、会場クローズのギリギリまで参加者はディスカッションを続けて、夜はふけて行きました。
長時間のセッションに、常に真剣に取り組むU34メンバーの皆さまは大変たくましかったです。また明日も、頑張ってください!
いくつかのセッションは後日、詳細記事をご用意する予定ですので参加できなかった皆さんもぜひ楽しみにしていてください。