【CDP機能紹介】mParticle(エムパーティクル) UI ~データ連携編~

2022.08.31

CDP(カスタマーデータプラットフォーム)という単語を聞いたことがあっても、実際の画面は見た事がないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、CDPであるmParticle(エムパーティクル)の実際の画面を用いてCDPの各機能を連載形式でご紹介します。

初回にあたるこの記事ではmParticleから外部ツールへのデータ連携について紹介していきます。

CDPによるデータ連携

mParticleをはじめとしたインフラCDPを導入していると、通常1〜3ヶ月ほど掛かるツール導入期間をたった1日で完了させることができます。これはデータ整備を得意とするインフラCDPの強みです。

各データソースとMarTechを個別に連携開発する必要がなく、mParticleで収集したデータを各ツールに橋渡しするように連携が可能なため、本来必要なイベントタクソノミー設計やSDK実装が不要になり、短期間でのツール導入が可能となります。

また導入に掛かるエンジニアリソースの削減やSDKの追加実装によるプロダクトのパフォーマンス低下を防ぐことができる点も大きなメリットです。

mParticleに関する詳しい機能は以下の記事をご覧ください。

mParticle(エムパーティクル)から外部ツールへのイベントデータ連携手順

それでは実際にmParticleから外部ツールへのイベントデータの連携手順をご紹介します。

今回はmParticleから、プロダクトアナリティクスツールAmplitude(アンプリチュード)への連携を例に実施していきます。

もちろんAmplitude以外の外部ツールでも同じ手順で連携可能です。

STEP1:Amplitudeコネクタの登録

まずはmParticleにAmplitudeコネクタを登録します。

データ連携を行いたいAmplitude環境のAPI Keyを用いて登録を行います。

手順1:DIRECTORYを押下して連携先ツール一覧からAmplitudeを選択します。

1-手順1

手順2:「Event」にチェックを付けて「Configure」を押下します。

1-手順2

手順3:「Configuration Name」「API key」「Amplitude Organization」を設定して「Save & Open in Connections」を押下します。

1-手順3

以上の手順でAmplitudeコネクタの登録は完了です。

続いてデータ連携の設定を行います。

STEP2:イベントデータ連携の設定

STEP1で登録したAmplitude環境にデータを送る設定を行います。

手順1:「CONNECTIONS」から「Connect」を押下して接続するデータソースを選択します。 今回はWebサイト上で収集したイベントを例にしています。

2-手順1

手順2:「Connected Outputs」を押下します。

2-手順2

手順3:STEP1で登録したAmplitudeを選択します。

2-手順3

手順4:STEP1で登録したConfigurationを選択します。

2-手順4

手順5:「Connection Status」をActive状態に設定して「Add Connection」を押下します。

2-手順5

以上でAmplitudeへのデータ連携設定は完了です。

最後に正しくデータ連携ができているかの確認を行います。

STEP3:データ連携の確認

Amplitudeコネクタの登録とデータ連携の設定が完了しました。実際にmParticleで収集したイベントがAmplitudeに連携されているかを確認します。

確認用に「Customer ID:12345678」のユーザーで「WEBサイトへの訪問」イベントを発生させます。

mParticleを確認すると「Customer ID:12345678」のユーザーの「WEBサイトへの訪問」イベントが表示されました。

3-手順1

続いてAmplitudeを確認してみると「User ID:12345678」のユーザーの「WEBサイトへの訪問」イベントが同じく表示されています。

3-手順2

mParticleで収集したイベントがリアルタイムでAmplitudeに送られていることが確認できました。

また連携するデータはFilter機能でツールごとに選択することができ、これにより各ツールで必要なイベントのみに絞ってデータを送ることが可能になります。

3-手順3

こういった要領で、収集イベントデータのスピーディな外部ツール連携を実現できます。今回はAmplitudeのみでしたが、同時にs3やsnowflake, Braze等にも同じイベントを連携することも可能です。

まとめ

mParticle(エムパーティクル)はUIがとても分かりやすく、多様な機能を持つCDPでありながら直感的な操作が可能です。

実際にこの記事の執筆のために、私自身で初めてAmplitudeへのデータ連携設定を実施しましたが、公式リファレンスを確認しながらの作業でも1日かからず完了しました。

mParticleの詳細について詳しく知りたい方はホワイトペーパーを配布しておりますので、以下からご覧ください。

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