より早く!OODAループを加速させる方法 3選

2020.12.18

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日本のビジネスでは「いかに早くPDCAを回せるか」が長年の間重視されてきました。しかし近年、PDCAに変わるフレームワークが注目されています。

それが今回紹介するOODAループ(ウーダループ)です。OODAループとPDCAを比較し、OODAループが優れていると主張している記事を見かけますが、二つの用途は似て異なりますので、どちらが優れていて、どちらが劣っているということではありません。

今回の記事では、OODAループが必要な背景を説明し、OODAループを加速させる方法を3つ紹介します。OODAループを取り入れ、最大限の結果を出したいと考えている方はぜひ参考にしてみて下さい。

OODAループとは

oodaループ 説明

そもそもOODAループとはObserve(観察)、Orient(方向付け、状況判断)、Decide(決定)、Act(行動、実行)の頭文字をとったものです。

Observeでは観察をします。ただ単に「見る」のではありません。あなた自身の状況、市場、顧客や競合を調査し、できるだけ多くの情報をできるだけ早く収集します。情報を集める際には客観的なデータだけではなく、主観的なデータも収集するようにし、できるだけ多くの様々な種類の情報を集めます。 

Orientの段階がOODAループの4つの中で最も大切です。OrientではObserveで集まった情報の分析、理解を行います。集まった情報の中で、過去にあなたが行なったミスジャッジや失敗などのマイナスの情報が、特に重宝されます。それらを把握し理解することで、のちにあなたの強みとして活かすことができるようになるからです。

さらにOrientの段階では、分析されたデータに基づき、仮説を立てて今後の方針やビジネスの方向性を検討します。仮説をどのように立てるかで今後の道筋が大きく変わるため、1番大切な段階となっています。

Decideでは、Orientで挙げられた複数の選択肢の中から、潜在的な結果をすべて考慮した上で最終段階のAct(行動)で実践されるベストな選択肢を決定します。企業などのグループで行われる場合は、ミーティングを何度も重ね、ありとあらゆる可能性を検討し、決定が下されます。 

Actでは、Decideで決めたことを実行します。Actのステップが終了するとまたObserveのステップへ戻り、再びOODAループを始めます。こうして繰り返し行うことで効果を最大化することができます。

OODAループが必要な背景(VUCA)

 それではなぜ近年OODAループが注目され、取り入れる企業が増えてきているのでしょうか。それは、私たちは今、変動的(Volatility)で、不確実(Uncertainty)で、複雑(Complexity)で曖昧(Ambiguity)な時代を生きているからです。このような混沌とした状態のことを表す言葉として、上記4つの英単語の頭文字をとってVUCA(ブーカ)と呼ばれています。

 OODAループはVUCAという不安定な情勢を生き抜くために必要な思考法として、より一層注目されるようになったのです。

OODAループを加速させる方法

OODAループは1度や2度行なって終了ではなく、常に回し続けることが大切です。ループを回す回数が多ければ多いほど革新的なアイデアを生み出しやすく、より良い結果を生むことができるようになります。

例えばAmazonでは年間1,000回以上もループを回し、常に改善を試みています。他社よりも圧倒的に多くの施策を実行することで、圧倒的な結果を出すことができています。競合他社よりもOODAループを早く、より多く行うことでより大きな効果を得ることが可能です。

Amazonのように年間1,000回以上ものループを回すためには、1回のループをいかに早く回せるかが大きな鍵となってきます。

ここからはOODAループを加速させる方法として「個々が責任を持ち意思決定を行う」「データ管理しやすい環境を構築する」「とりあえずやってみる」の3つについてそれぞれ説明します。 

個々が責任を持ち意思決定を行う

OODAループを加速させる方法の1つ目は「個々が責任を持ち意思決定を行う」事です。小さい単位で決断を下せることで、より早くループを回すことができます。OODAループを加速させるためには、組織内でより多くの人が意思決定を行える環境を整えることが大切です。

決定を下す際に、上司の許可を得て、さらに所属している部署のトップに許可を得てようやく実行ができるような企業ですと、決定し実行に移すまでに時間がとてもかかってしまいます。いかに小さい単位で決定を下せるかがOODAループにおいてとても重要になってきます。

OODAループでは競合他社よりも早くループを回すことでより大きな効果を得るために、小さい単位で決断を下せる環境を構築することが大切です。

データ管理しやすい環境を構築する

OODAループを加速させる方法の2つ目は「データ管理しやすい環境を構築する」事です。うまくデータ管理を行うことができれば、OODAループを加速させることが可能です。

ここで意味するデータ管理とは「ただ単にデータを保持していること」ではありません。データを使用する際に、集めたデータの中から最適な情報を取り出すことができて初めてデータを集める意味があります。収集したデータを活用するために個々がデータにアクセスしやすい環境を構築することが重要です。

多くの企業が「いかにデータを集めるか」にフォーカスしていますが、データを集めるだけではビジネスにそれほど役に立ちません。収集したデータを有効に活用できる環境があって初めてビッグデータは大きな役割を果たします。 

とりあえずやってみる

OODAループを加速させる方法の3つ目は「とりあえずやってみる」事です。1番シンプルに加速させることができます。これまで、より多くの時間を計画に費やして結果を出してきた方でも、OODAループではとりあえずやってみることが大切です。

 実行をしなければ結果が出ないので、改善を施すこともできません。とりあえずやってみた結果、失敗をしたとしても改善の余地が生まれます。

また、Amazonが年間1,000回以上ものループを回していると記述しましたが、それらが全て「成功」に分類されるわけではありません。OODAループを回し続ける事で、少しずつ良い結果が生まれ始めるのです。AmazonはこれからもずっとOODAループを回し続けることで、今後も世界を代表する企業であり続ける事でしょう。 

まとめ

OODAループとはObserve(観察)、Orient(方向付け)、Decide(決定)、Act(実行)の頭文字をとったフレームワークで、私たちが現在生きている変動的で、不確実で、複雑で曖昧な時代を生き抜くために必要です。

OODAループを加速させる方法として「個々が責任を持ち意思決定を行う」「データ管理しやすい環境を構築する」「とりあえずやってみる」の3つを紹介しました。決定権をより小さな単位に与えることで素早くループを回せるようになります。データの管理を徹底し、誰もが必要な情報を取り、活用できるようにすることで加速できます。また、とりあえずやってみることが非常に大切で、やってみることによって改善点を見つけ出すことができます。

OODAループを高速に回すことによって、効果的なグロースマーケティングを実施できます。競合他社よりも早くOODAループを回し、より良い結果を出すためにぜひ参考にしてみて下さい。  

Amazonでのグロース施策は年1,000回以上 の記事はこちら