• トップ
  • セミナー
  • 【Amplitude活用を加速】ルネサンス様にて分析ワークショップを開催しました!
  • トップ
  • ナレッジ
  • 【Amplitude活用を加速】ルネサンス様にて分析ワークショップを開催しました!

【Amplitude活用を加速】ルネサンス様にて分析ワークショップを開催しました!

2025.05.22

DearOneでは、Amplitudeを導入されているルネサンス様とともに、Amplitudeの活用を加速する分析ワークショップを開催しました。

ワークショップには、Webサイトやアプリ運用担当者などデジタルマーケティングに携わる方々が集まり、Amplitudeの操作方法を学ぶとともに、自社データを用いた実践的な分析を行いました。

本記事では、分析ワークショップの内容や、当日の様子、そして参加者や企画者担当者の声をご紹介していきます!

ルネサンス様のこれまでのお取り組み

ルネサンス様ではAmplitudeを導入して3年が経過し、これまで主にWebサイトと店舗内(オフライン)をまたいでユーザー軸で行動を分析・改善施策の反映をおこなっていましたが、以下のような課題がありました。

  • デジタル接点のウエイトが増える中で、Webサイトや店舗のデータだけではお客様の全体像を把握しづらい
  • 分析から施策実行までに時間がかかりすぎる

実際に、リアル店舗で施策を実行するには、現場のオペレーションをシミュレートして標準化を進め、マニュアルを作成して全クラブへ展開、そこから定着までさらに時間が掛かり、施策が実行されるまで半年以上を要することも珍しくありませんでした。

そこで、以下のようなデジタル領域のデータもAmplitudeに投入し、チャネルを横断したお客様理解を進めることで、より迅速なPDCAサイクルの実現を目指しています。

  • アプリ
  • MA(マーケティングオートメーション)
  • ファンコミュニティサイト など

アプリ内の行動やメールの開封など、店舗以外の行動を把握しお客様の生活の中でルネサンス様がどのように関わっているのか、さらには、どのような行動をしている方がどのような購買をしているのかといった新たなインサイトを得ることができます。

これらのデータを活用し、リアル・デジタル領域双方における「本当にお客様に喜ばれる施策」の立案・実行に取り組んでいます。

関連記事:ルネサンス様 |Amplitude(アンプリチュード)導入インタビュー

なぜ今ワークショップを開催するのか?

前段のお取り組みでも触れたようにAmplitudeを導入して3年の間に、Amplitudeを取り巻く環境が大きく変化しています。

  • 活用するデータの幅が広がった:Webサイトやオフラインに加えてアプリ、MA、ファンコミュニティサイトなど
  • 使用するメンバーの入れ替わり:デジタル領域のメンバーの活用を強化
  • Amplitudeの変化:UIの変更や新機能の追加

こうした変化を踏まえ、組織全体でAmplitudeの理解を深め、より効果的に活用していくために、今回のワークショップを開催することとなりました。

分析ワークショップの内容

ワークショップは、参加される方々の活用状況に合わせて、Amplitudeの基本的な操作方法から、チームごとに分かれ実際の自社データを用いた実践的な分析まで網羅的な内容で進めました。

分析ワークショップの内容

ワークショップは、オンラインとオフラインで3回にわたって、それぞれ以下のような内容で開催しました。
※開催内容やスケジュールは、企業様の活用状況に応じて調整しております。

分析ワークショップの内容2

活発な議論が生まれたグループワーク

ワークショップにはWebサイト、アプリ、MA、ファンコミュニティサイト運営担当者など、10名以上の方が参加されました!

ルネサンス担当者7

グループワークではチームごとに分かれ、それぞれのチームが抱える課題に沿って分析方針を決め、実際にAmplitudeのチャートでデータを見ながら分析を進められていました。参加者のみなさんが前向きに課題を議論し、積極的にAmplitudeを用いて分析・示唆出しを行っていたことが印象的でした。

ルネサンス担当者6

また、Amplitudeに慣れていない参加者もいる中で、Amplitudeに詳しい参加者が自然とサポートに回る場面も多く見られました。

ルネサンス担当者5

「このデータをこう見たらいいのでは?」「このフィルターをかけると違いが見えるかもしれない」など、実際の画面を見ながら対話が生まれ、新たな発見につながる場面もありました。

ルネサンス担当者8

グループワーク最終日には、各チームの分析内容の発表がありました。ワークショップという短い時間でしたが、各チームがそれぞれの領域で課題となっている指標をもとにAmplitudeでデータ抽出・示唆出し・改善施策の立案まで、一連の流れをしっかりと実践されていました。

ワークショップを終えて – 参加者の声

参加者の声

ワークショップ終了後、参加された方にお話をお伺いしました。

Q.今回のワークショップの感想や、今後の業務にどう活かしていきたいかを教えてください。

最上谷様|私は普段はファンコミュニティサイトの運用、プロモーションをしており、お客様に好まれるようなコンテンツを制作することがメインになっています。その中で、こういったデータの分析は他の人・チームにお願いするような形でした。

ルネサンス担当者4

ただ実際に自分で分析していくと、普段は使っていない脳の領域を使うような感覚で、非常にためになりました。

2時間のワークショップの中では、通常の自分のテリトリーを超えて学ぶことができ、施策を考える上での“嗅覚”みたいなものを養えた気がします。データやお客様の行動に疑問を持てる機会が得られたという認識で、すごくためになりました。

小山田様|私はアプリの運営を担当しており、来館していないお客様もアプリを通じていつでもルネサンスとつながることができるアプリ作りを目指しています。

ルネサンス担当者4

私自身2024年12月から今の部署に異動してきてデータを扱うようになったので、分析ツールを使ってきた経験はありませんでした。ただ、DearOneさんに準備いただいた事前課題をやったお陰で、今日のワークショップでも「このチャートをどうやって使おうかな?」などと考えることができました。私にとっては未知の領域でしたが、自分の世界を広げることができて、研修もすごく楽しく、学びになりました。

今回のワークショップで分析した、アプリ利用を継続されているお客様と継続してないお客様の差という部分は、引き続き取り組み課題として追っていきたいと思っています。デジタル化が進んでいく中で、アプリはお客様が一番最初に触る入り口になるので、より使いやすくなるように、データも踏まえてアップデートを重ねていきたいと思います。 

藤田様|私はMAツールの運用がメインで、スポーツクラブの企画チームと一緒に施策を検討・実施したりもしています。

ルネサンス担当者3

実は、数年前にAmplitude導入プログラムを受けていたのですが、そこからツールを触る機会がなく、使い方も忘れてしまい、業務でも使っていない状態でした。そのため不安もありましたが、今回の研修を通じて「Amplitudeでこの操作、分析は出来る」という状態になることができました。

今回のワークショップ内では時間が足りずに深掘りできませんでしたが、メールの累積受信回数がどれだけ開封率に影響を及ぼすのかという分析は、MAチームで深掘りしたいと思っています。

またMAチームでは、メールを送った後の効果検証や新しいメール施策を企画する時、違うチームの方々と話すこともあります。その時にデータを基にしたコミュニケーションが進みそうだなと思いました。「実はこういうデータがあって…」と話せると、施策の提案も実施しやすくなりますし、企画・提案・実行のサイクルをどんどん短くできそうだと感じています。

開催後アンケート結果 – 回答者全員が満足以上

ワークショップ開催後に行ったアンケートでは、回答者全員が「満足以上」と回答してくださいました。

開催後アンケート結果 - 回答者全員が満足以上

今後、Amplitudeを通じてやってみたいこととして、さまざまなポジティブな声もいただくことができました。

設問:あなたが今後Amplitudeでやってみたいことは何ですか?(一部抜粋)

・より細かい粒度の行動データを取り込んでアプリの導線の詳細を確認したい
・メールの受信数がメール開封率に及ぼす影響を細かく分析したい
・ECのデータも含めた分析(定期利用者の契約期間や人気商品など)をやってみたい
・アプリ内だけではない顧客行動全体の分析 

ワークショップを通じて、Amplitudeの操作ができるようになるだけでなく、『どのような視点で分析すれば良いか』や『どのようにデータを見れば良いか』といった、目の前の課題解決にどうAmplitudeを活かせるかについても、参加者の皆さんに実感していただけたのではないかと思います。

ワークショップを終えて – 企画担当者様の声

今回ワークショップを企画された、事業イノベーション推進部 デジタルデザインチームの松尾様と重光様にもお話をお伺いしました。

Q:今回のワークショップで良かったところはどんな点でしょうか?

松尾様|ワークショップが盛り上がった要因として、自社のデータで実施した点があると思います。自社のデータを操作して、いままで検証できていなかった仮説をもとに、分析できるという形で、ワークショップをカスタマイズして提供してもらえたことは非常に良かったです。

テンプレートやダミーデータを使ったワークショップだと、「内容がまとまったテキストやノートをもらえれば良いです」となってしまいがちです。

実際の自社データを使って、課題に思っていたことを分析してみて、その場で議論して示唆が出てくるというプロセスを通じて学ぶことに、非常に価値がありました。

Q:今回のワークショップを経て期待する変化にはどのようなものがありますでしょうか?

重光様|まずは「データ分析の民主化」です。現在は施策のデータ分析をすべて私が担っている状態です。今回のワークショップを通じて、データ分析の民主化が実現されてメンバーそれぞれがデータ分析を実施でき、Amplitudeに実装されていない分析だけ私に依頼が来る状態になっていけば良いと思っています。

Amplitudeが定着していくと、アイディアや施策を思いついた時に「該当するお客様がどのくらいいるのかな」「こういう行動をするお客様はその前後に何をしているのだろう」と考えることも増え、「Amplitudeで実際のデータを確認しよう」となると思います。メンバーの思考や行動がそのように変化していくことを期待しています。

ルネサンス担当者2

また、定量的な部分では、開催の背景にも繋がりますが、PDCAサイクルをスピーディーに回していきたいと思っています。現在、リアル店舗における施策のPDCAサイクルを回せるのは1年間に2~3回程度です。しかしデジタル領域であれば、月1回程度はPDCAサイクルを回していけるだろうという期待があります。

デジタル領域の現在のフェーズではトライ&エラーを繰り返し、当社独自のノウハウをどれだけ蓄積させられるかが重要だと思っています。

松尾様|PDCAサイクルを回した結果として、 顧客接点が月1個ずつぐらい変わってる状態のスピード感という感覚ですね。

会社全体の視点としては、デジタルとリアルをつなげて効果検証していきたい、施策を展開していきたいという点もありますし、施策が「お客様起点」になることです。

ルネサンス担当者1

(Amplitudeの分析を通じて)お客様の理解が深まり、施策のPDCA回数が増える結果として、「お客様がこういう行動を取っているから、こういったことが必要とされている。だから、この施策をやる」という流れになることが理想です。

会社としてもお客様に喜ばれることが分かると、リソースをどこに割くべきかが分かります。人員や情報、投資などをも含めた全てのリソースを「お客様が喜ぶこと」に集中できるようになれば、会社にとっても大きなメリットです。

「お客様中心」を実現する上で、どこに注力すべきかが分かるようになる。今回のワークショップを通じたAmplitudeの活用は、このゴールを実現するための手段のひとつと考えています。

最後に

今回のワークショップでは、ご自身の領域で、どのような分析ができるか積極的にAmplitudeの画面を見ながら自発的に議論されていたのが印象的でした。参加者の皆様からは、Amplitudeの操作方法だけでなく、データ分析の考え方や、具体的な業務への応用方法について多くの学びがあったという声もいただくことができました。

DearOneでは、引き続き伴走支援を通じてルネサンス様のさらなるAmplitude活用をサポートしてまいります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

>>分析ツールAmplitudeの資料請求はこちら
>>分析ツール運用に関するご相談はこちら

セミナーランキング

Recommended