2024年5月14日(火)に、株式会社DearOne(以下、DearOne)とAmplitude inc.(以下、Amplitude)と共催でプロダクト解析やサービス成長に課題を抱える企業のマーケティング責任者や経営層の方々をお招きして完全招待制プレミアムラウンドテーブルを実施いたしました。
本ラウンドテーブルは、シャングリ・ラ 東京で開催し、特別講演からディスカッションまで大変有意義なイベントとなりました。今回はその様子をお届けします。
Amplitude×DearOneの特別講演
米国発の行動分析ツール『Amplitude』を提供するAmplitude社よりCEO兼共同創業者である Spenser Skates(スペンサー スケイツ、以下、スペンサー)氏にご登壇いただき、DearOne 代表取締役社長 河野 恭久との特別講演を行いました。
特別講演では、DearOneが出版した書籍『Growth Marketing』へスペンサー氏からコメントをいただいていた、「データは過去を語るためではなく、未来を描くためにある」という言葉の真意や、プロダクトイノベーションにおける日本を超え世界中で抱えている課題についてご意見を伺いました。
自社サービスをグロース(=成長)させるために、データの民主化を進めることの重要性や顧客と対話することが大切だと改めて気づかされる内容でした。
またAmplitude社の今後のビジョンについてもお話いただき、日本でももっと行動分析ツールの必要性を広めていく必要があると感じました。
ゲストセッション1
ゲストセッションでは、Amplitudeをお使いいただいている株式会社 LIFULL(以下、LIFULL) LIFULL HOME’S事業本部 Chief Product Officer 大久保 慎 様にご登壇いただき、『プロダクトアナリティクスによりグロース活動加速を実現したLIFULLの取組』をテーマにお話いただきました。
LIFULL様は当初の課題であった分析や顧客理解について、Amplitude導入をきっかけに解決に導くことに成功しました。
特徴的であるのが分析ツール導入で終わりではなく、社内で活用できるよう勉強会の実施やAmplitude社が開催するデータ分析コンテストへの参加など積極的にデータに触れる機会を設けていた点です。結果として社内チームに知見が定着し、学習速度のスピードアップや施策の向上率アップに繋がり、日本企業として初めて、LIFULL様がAmplitude Pioneer Awardにて最高位のPioneer of the Yearを受賞されました。
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ゲストセッション2
続いてのセッションでは、株式会社DINOS CORPORATION CECO 石川 森生 様より『意外と知らない売上を伸ばすための正しいKPI設計』についてお話いただきました。
ECサイト等で売上を伸ばすためにまず必要な絶対指標「ユニットエコノミクス」について、なぜLTVが重要なのか、最大化させるために何が必要なのかを解説いただきました。その中でLTV向上に重要なロイヤルカスタマーの育成において、Amplitudeの分析により発見できる「マジックナンバー」が大いに役立つことも教えていただきました。
「マジックナンバー」についてはぜひこちらの記事もご覧ください。
ネットワーキング
講演の後は、登壇者様、参加者様同士でのネットワーキングのお時間。
皆様、最後のお時間まで情報交換など会話を楽しんでいただきました。美味しいフィンガーフードもつまみながら終始和やかな雰囲気で、様々な方と交流いただけたかと思います。
参加者様の今後の業務のヒントや人脈形成に少しでもお役立てになれば幸いです。
以上、イベントレポートをお届けしました!
今後もDearOneでは様々なイベントを予定しておりますので皆様のご参加をお待ちしております!