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アプリのプロたちが良く使うメモアプリとコミュニケーションアプリとは?【アプリ研究会】vol.7

2022.02.03

エンジニア、デザイナー、マーケターなど、さまざまな職種のメンバーが参加しているDearOne「アプリ研究会」による座談会では、現在のアプリ事情について語り尽くします! 

第7回のテーマは「ビジネス便利ツール」。日々様々なアプリに精通している同好会のメンバーたちは、どんな便利ツールを使っているのでしょうか?

アプリ研究会

メモアプリ(OneNote、Evernote、Notionを比較してみた)

三石 はじまりました、アプリ研究会。今回のテーマは「ビジネス便利ツール」ですね。早速、いつも通り、森田くんから調査レポート報告をお願いします。

森田 はい。今回もDearOneが提供しているアプリ市場と利用動向分析サービスSmaRepoの分析データをもとに調査しました。小嶋さんと相談して、ビジネス便利ツールを「メモアプリ」「コミュニケーションアプリ」「テレビ会議アプリ」「名刺管理アプリ」「Officeアプリ」の5つのカテゴリーに分けて、まとめています。
(※編集部注・「テレビ会議アプリ」「名刺管理アプリ」「Officeアプリ」については、【アプリ研究会】vol.8の記事をチェックしてみてください!)

森田 1つ目のメモアプリから説明します。OneNote、Evernote、Notionのアプリ3つを比較したところ、アクティブ数、アクティブ率ともにEvernoteが断トツで高い、という結果でした。

メモアプリ比較

三石 そうなんだ。僕もEvernoteのヘビーユーザーです。

森田 Evernoteに関しては、利用者の4分の3ぐらいを30~60代が締めていました。一方、NotionというアプリはOneNote、Evernoteと比較するとアクティブ数は小さいのですが、10~20代が利用者層の7割ぐらいを占めていて、若い世代によく利用されていることを示しています。OneNoteは、年代のばらつきはなかったのですが、休眠率が高い、という特徴がありました。

アプリ研究会2

三石 ありがとうございます。みなさんは「メモアプリ」、何を使っていますか?

濱田 僕はiOSの Craft ですね。

三石 Craft、聞いたことあるな。どういう良さがあるんですか?

濱田 去年のAppleのベストアプリに選出されたもので、基本はNotionなどと同じようなものなんですけど、全体的な余白の使い方のバランスなどが気に入っています。何も考えずに文章を作っても、見た目がきれいに整うんですよ。
あとはメモを階層分けしたいときに見出しを選択すると矢印が出てくるなど、階層操作が直感的で操作がしやすいのでおすすめです!

Craft

(出典:CraftのApp Storeページより)

三石 なるほど。僕が使っているEvernoteの良さは、ノートの共有ができるところですね。あとはブラウザークリップの機能。拡張機能としてEvernote Web クリッパーというのがあって、たとえば日経クロストレンドの記事を読んでいて「これ、いいな」と思ったら、Web クリッパーを使えばEvernoteの中に勝手にフォルダ分けされてたまっていくんですよ。

小嶋 森田くんの資料を見る前は、「世の中ではEvernote よりNotionの方が利用されているだろう」と思っていたんですけど、実際はまだまだEvernoteが人気でびっくりしましたね。

三石 小嶋くんはNotionを使っているの?

小嶋 ライトユーザーです。Notionを使ってみて、階層が管理できるのは便利だと思いました。Evernoteはリンクに飛んだり、同じ記事を参照したりといった階層管理ができないですよね。Notionは何でもできるツールで、社内Wikiに使ってもいいし、自分のメモに使ってもいいし、タスク管理に使ってもいいし。

Notion

(出典:NotionのApp Storeページより)

三石 このままいくと、さらにNotionを使う人が増えそうだよね。

小嶋 森田くんの資料が面白くて、ヘビーユーザーの月間利用回数もNotionのほうが多いんですよね。利用者は20代が50%を占めていて。

SmaRepo_Notion

三石 20代が50%も利用しているのはすごいね! やっぱり最先端のアプリなんだね。

赤木 Notionは感度の高いアーリーアダプターたちが使っている印象で、だんだんと成熟化してくるでしょうね。僕はOneNoteとEvernoteの両方を使っていたんですけど、無課金のまま使わなくなってしまいました。

三石 OneNoteは使ったことないな。どうでしたか?

赤木 初めてクラウド系のノートを使ったのがOneNoteだったので、ある程度便利だなと思いながら使っていたんですけど、クラウドで共有できること以外は便利ではなくて。その後、「Evernoteのほうがいいよ」と聞いてEvernoteに変えてみたんですけど、僕は三石さんほど情報をストックせずに、じっくり見るほうなんですよね。あまり後で振り返らないんです。

アプリ研究会3

小嶋 記事のストックでいうと、僕はFacebookに自分だけでシェアしますね。

赤木 僕はSlackの自分のメッセージに書きます。あとはMiroですね。

三石 Miroってどんなツールでしたっけ?

赤木 オンラインのホワイトボードです。オンラインで付箋を書いて貼ったり、ペンで書いたり、写真やキャプチャーを貼ったりできます。僕は記事を添付してキャプチャーを貼って、そこに手書きでメモを貼ったり、手書きで表現できないときは付箋で貼ったりしますね。

Miro

(出典:MiroのApp Storeページより)

三石 なるほど。MiroやNotionは最近出てきたサービスですよね。いつの時代も超スーパー大企業のMicrosoftやGoogleの隙間を突いたビジネスは必ず出てきます。そういう小さなサービスは使い勝手が特化されて研ぎ澄まされているから、ユーザーニッチなところのニーズをくみ取って、それを磨き込んで領域を広げていくのか、または大企業がそれを見てまねて取り込んじゃうのか。大企業は母数を持っているから後出しじゃんけんで、機能拡充して対抗してくるという戦いが必ず起きますね。

小笠原 確かに、そうですね。

三石 コロナ禍で実際に会ってエモーショナルに伝えることが難しくなっている今は、こういったツールを使いこなして、きちんと相手に伝えることが非常に重要になっていると思います。それこそ以前はリアルなホワイトボードに書いていって情報を整理、共有できていたことができなくなっているわけで、そこでMiroのようなツールを使いこなせるかどうかで、大きく変わっていきますよね。

では、2つ目の「コミュニケーションアプリ」にいきましょうか。

コミュニケーションアプリ(Teams、Slack、Chatworkを比較してみた)

森田 「コミュニケーションアプリ」に関しては、Teams、Slack、Chatworkについて調べてみました。結果、アクティブ数はTeamsが一番高かったです。SlackとChatworkはアクティブ率が似たようなところで、違いとしてはSlackのほうが若い世代の利用者が多かったことです。

コミュニケーションアプリ比較

三石 なるほど。なぜだろう?

森田 確かな情報ではありませんが、Chatworkは2000年頃から、Slackは2012年頃からなので、昔から使っている人はそのままChatworkを使っていて、後発のSlackは若い世代が多く使っているのかもしれません。他の特徴としては、Slackのほうが関東の利用者が多く、Chatworkのほうが東京以外の利用者が若干多い傾向がありました。

SmaRepo_Slack

SmaRepo_Chatwork

三石 ありがとうございます。我々DearOneのフレームワークで「ノーススター」といつも言っているところですね。ノーススターとは「顧客体験を取り入れた指標」のことで、経営層やマーケティング部門だけでなく、営業部門や開発部門など他の部門も超えて目指すべき単一の指標です。たとえばSlackでは「ユーザーからの投稿が2,000を超えたか」、Dropboxでは「トライアル開始から1週間で3人以上のアクティブユーザーがいるか」などがあります。

小笠原 よく言われる話ですね。

三石 ビジネス系のツールはB2Cのサービスと違って、使いこなせないとユーザーの定着や利用促進に影響が出るので、どのサービスも「ちゃんと使わせる」という行動にもっていくところをノーススターにしていますね。そこに至らないときは理由を行動分析して磨き込むことが定石です。という裏側があるなかで、みなさんは何を使っていますか?

赤木 Teamsはエンタープライズ企業で多く使われている感覚がありますね。思いつくエンタープライズはだいたいTeamsです。だから、絶対数は多いはずなんですよね。

小笠原 UXの観点では、僕はSlackが優れているように感じています。Slackはマルチチャンネルゲストなどの機能があって、「有償化させたい」というのがちゃんと伝わってきますよね。Teamsは、僕は無償のゲストで入ることがほとんどなのですが、そうすると制約がとても多くて、有償化して使いたいって思わないんです。だから、ヘビーユーザー候補をかなり逃しているんじゃないかなと思います。

アプリ研究会4

三石 なるほど。僕はSlackって、共有チャンネルをつくるまでの手前のアポイントや、まだ契約行為に至っていない人などのつながりで使っています。その後、Facebookで友達になった後はメールだとアテンションしないから、Facebookメッセージでアポイントをしますね。

赤木 メールは確かにそうですね。Facebookでつながっている仕事の人に対して、メールで「久しぶりにミーティングしませんか」「情報交換しませんか」と送るのはハードルが高いんですけど、Facebookはそこの敷居が低くなったので、いいですよね。

三石 オフィシャル手前のところの交流として便利なのは、そういったベタな友達SNSですね。アメリカだとLinkedInでしょうけど、日本の場合はFacebookですよね。

赤木 僕はFacebookよりLinkedInを使ってますね。

三石 それは契約する前の友達の交流的なところですか?

赤木 いえ、最新のニュースをLinkedInで読むんです。フォローしていくと、アメリカのスタートアップから「案内させてください」と来たりするんですよ。実際に話を聞いたこともあって、そういうのも面白かったりしますね。ビジネス系の情報収集やコミュニケーションはLinkedInを使っています。

LinkedIn

(出典:LinkedInのApp Storeより)

三石 それは面白いですね。現在コミュニケーションの方法は、昔ながらのEメール、チャットアプリ、SNSメッセンジャーなどがありますけど、ビジネス上ではどのように使い分けしていますか?

赤木 チャットアプリで会話ができるならチャットで送っちゃいますね。

小笠原 お客さまによっては、チャットアプリを入れるのに制約があって、そもそもチャットでやり取りできないケースもあります。「その制約を破壊したらコミュニケーションがとてもはかどって良かった」という経験があります。

三石 やっぱりそうなんですね。メールはどんどん影響力は弱くなっているのかな?

赤木 感覚的な話なんですけど、普通のコミュニケーションは全部LINEやSlackになっていますよね。そうなると、メールは送られてくるものがメルマガなどに集約されてくるので、逆に見やすくなったと思います。結構、メルマガを見るようになりました。

三石 それは確かにあるかもね。我々もクライアントに対して「Eメールは確実に座布団としては安定してるんですよ」って、エクスペリエンスをもとに言いますよね。

小嶋 メールは根強いですね。パソコンからのメールのクリック率も、上がってそうです。

赤木 そうですね。無視しなくなりましたね。メールでセミナーを知るとか、新サービスを知るっていう機会が前に比べて増えていますから。

三石 「コミュニケーションアプリ」の今後の発展に期待ですね。

≪三石所長(当時)`s Memo≫

オンラインでのミーティングなどが増えてエモーショナルに伝えるのが難しくなってきている今、メモ・コミュニケーションツールをうまく使い分けられるかどうかで相手の印象は大きく変わってくる!

――次の記事では、「テレビ会議アプリ」「名刺管理アプリ」「Officeアプリ」について語っていきます。お楽しみに!

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